ISO20000コラム - JMCリスクソリューションズ
第9回 「キャパシティコントロールと予算」 キャパシティコントロールと、予算コントロールについては、 しかし、我々コンサルタントの視点から見たときには、 そもそも、キャパシティコントロールと、 この答えを求めるためには、ISO20000ができ上がるに 土地の契約で購入する方法 | |
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ISO20000のベースとなったITILが形作られたのは、実は意外にも1980年代です。
当時ITがもてはやされ、時代の革新だと騒がれる中、企業はITそのものを
もてあましていたのが現実でした。
大量の電子計算機、それを扱う人、その機器により得られる効果。
何事にも導入期には本当に価値があるのかわからないまま進んでしまうことが多いものです。
そんな中、イギリス政府は考えました。
「それならいっそのこと、ITを導入している企業から情報を集めて、
IT導入の成功事例を作ってしまい、それをもとに様々な企業が
IT導入の恩恵を受けられるようにしよう。」と。
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これがITILの始まりでした。
結果として、成功事例に基づき、さらに様々なITの導入に至ったわけです。
つまり、ITILとは、企業がITに無駄な投資をしないようにするために作られたもの、であったのです。
当然、その標準としてでき上がったISO20000もその精神はついでいます。
ここで、キャパシティコントロールと予算コントロールについて話を戻します。
ISO20000の精神は、無駄な投資をしないこと、という前提で考えますと、
このキャパシティコントロールと予算コントロールの重要性が
おわかりいただけるのではないかと思います。
キャパシティコントロールは、本当に必要な資源が何であるかを明確にし、
過剰な資源投資を避けるため予算コントロールは、 売上と経費を明確にして、
確実に売上の上がる仕組みにするため。
また、この二つの項目を明確にし、適切に分析することで、将来の投資予測、
計画を確実に立てるためにあるわけです。
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ここで重要なのは、売上を上げるためにどれだけのコストをかけることが
必要なのかを明確にすることです。
例えば、プロバイダの事業をされている企業様の場合、契約回線数=売上になることでしょう。
と、なりますと、自社の売上をあげるためには契約回線数を上げることが必要になります。
つまりは、その予定となる契約回線数分のネットワークを事前に確保できていなければ、
予定している売上は上げられなくなってしまうため、その分のネットワークの容量が必要になります。
そうすれば、そのネットワークの容量を維持確保するためのコストがどれだけ必要なのかがわかり、
コストと対比したときに本当に予定して� ��た利益が確保できるかどうかがわかります。
このように考えれば、キャパシティコントロールと予算コントロールを整合することが
いかに重要なことであるかがご理解いただけると思います。
ISO20000には、コスト削減や売上向上の効果が期待されると市場ではよく言われていますが、
これらのコントロールがきちんと行われ、実現されていなければ
期待される効果は得られないことでしょう。
規格の要求事項だけを見ると、あまりに当たり前のことしか記述されていないために
つい見逃しがちですが、適正にキャパシティコントロールと予算コントロールを行うためにも、
まずは自社の売上と、コストの対比をすることからはじめてみてはいかがでしょうか。
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